米国ハイパーグロース株銘柄の紹介

シースリー・エーアイ (C3 AI)はAIソフトウェアを米国政府に提供するAI銘柄

松田遼司の次世代のテンバガー候補紹介「シースリー・エーアイ (C3 AI) 

ABSメルマガ執筆時 2023年2月21日株価22.41ドル

コラム掲載時 2024年3月10日株価31.7ドル

株価上昇率: +42%

 

今回はシースリー・エーアイ (C3 AI) について、将来の起業家・米国ハイパーグロース株投資家であるみなさんと共に、見ていきましょう。

シースリー・エーアイ (C3 AI) の資金調達の経緯

シースリー・エーアイ (C3 AI) はChat GPTで脚光を浴びているAIソフトウェアアプリケーション企業です。

 ビッグデータとマシンラーニングによる複雑な解析を実現するAIソフトウェアを民間だけでなく軍に提供している点が特徴です。顧客はこれを基にして効率化・コスト削減故障予測のための独自のアプリケーションを設計・開発・運用できます。

2009年にシリーズaで約20億円、10年にシリーズb で約13億円、13年にシリーズcで約20億円と着実に資金を集めていきました。

2016年にシリーズdで約90億円を、17年にはシリーズeでさらに約15億円を集め軌道にのりました。

2017年には時価総額が10億ドルを超えて、ユニコーン企業となりました。18年にはシリーズfで約140億円を調達します。

2020年12月にニューヨーク証券取引所に上場を果たしました。ティッカーシンボルはAIです。株価や掲示板についてはYahoo!ファイナンスを御覧ください。最新ニュースについてはグーグルの検索結果を参照ください。

シースリー・エーアイ (C3 AI) の概要と沿革

シースリー・エーアイ (C3 AI)は、元オラクル幹部で起業したCRMソフトウェア企業も同社に買収された起業家トム・シーベルにより2009年にエネルギー管理のためのソフトウェア企業として設立されました。本社はカリフォルニア州のベイエリアのレッドウッドシティです。起業時にはトムはすでに57歳、現在は70歳であり、米国ではシニアでもAIという最先端分野に挑戦できるということです。

2019年の著書『デジタル・トランスフォーメーション』はクラウド・コンピューティング、ビッグデータ、AI,IoTのビジネス・政府・社会への影響を語り「ウォール・ストリート・ジャーナル」紙においてベストセラーとなっています。

21世紀に入ってから「フォーチュン500」という米国のトップ企業の顔ぶれの半分が入れ替わったそうです。同じ顔ぶれが並ぶ日本とは大きく異なり、この点こそが、日本経済が20年間成長しなかった大きな理由の一つなのではないでしょうか?革新性のある企業が生まれる土壌がなかったということです。閲覧者の皆様には日本が成長するためにぜひとも起業を成功させて頂きたいと痛感しました。

米国のビジネスマンの間では著名なトムがCEOである点が創業時から他社との差別化要因となっていました。

当初の企業名はC3 で、温室効果ガスの出所を調べて軽減させるmeasure(測定)、mitigate(緩和)、monetize(収益化)を目標としていました。

設立時はリーマン・ショック後の不況で業績が悪化すると、投資を減らし、従業員の2/3を解雇しました。核となるエンジニアだけは残したそうです。イーロンによるツイッターでの大量解雇が日本でも話題となっていますが、米国では解雇は原則自由なので正しい経営判断だといえるでしょう。

2012年にC3エナジーに社名を変更し、石油やガスなどのエネルギー企業が様々なセンサーやソフトウェアからデータを集め、解析し、送電を効率化するのを助け、成功を収めました。

 

高速でデータを処理してマシーンラーニングで解析するわけですが、他分野にもチャンスがあると考えると2016年にC3IoTに再度社名変更を行い、あらゆる分野の顧客にクラウドコンピューティング、データ解析、マシーンラーニングのアプリケーションを提供していきます。

ある特定分野での成功により基盤を固めたあとに、拡大戦略に出たということですね。石油やガスなどのエナジーマネージメント企業から航空、防衛、製造などの大企業向けのAI提供企業へと変化を遂げました。将来の起業家のみなさんも、こうしたビジネスモデルの変更は成功には必要だとご理解頂ければと思います。

2019年にはシースリー・エーアイ (C3 AI)へと改名、現在の顧客はヘルスケアや金融まで様々な分野に渡っています。顧客リストにはシェルなどの石油化学、カーギルなどの穀物、陸軍や空軍、防衛省の軍事、フィリップスなどのヘルスケアなどがありました。

特に利益率が高く成長性の高く安定性もある軍事分野を抑えているのが強みといえるのではないでしょうか?防衛省と約550億円の5年契約を結んでおり、2021年は売上の約半分を占めています。

新型コロナウイルスの影響で売上は低迷、株価も大きく下落していましたが、2021年後半から売上も回復、チャットGPTの登場で株価も大きく戻しています。

シースリー・エーアイ (C3 AI) の商品

シースリー・エーアイ (C3 AI)の商品は上記のビッグデータ解析とマシーンラーニングによるAIソフトウェア・アプリケーションです。エネルギー分野では制御・予測、金融分野では詐欺発見やマネーロンダリングの防止、軍事では機材の故障の予測・発見とメインテナンスコストの削減、製造では在庫最適化など様々な用途に応用できるようです。どのような用途に使用するのは顧客次第であり、アイデアがあれば今までに不効率だった分野を効率化できるわけです。

AIが自動で絵を描いてくれるMidjourneyが、昨年一部で話題となっていました。Chat GPTの登場により、マシーンラーニングを使用して既成の動画、画像、コード、テキストまであらゆる種類のデータから新たなデータを生成するGenerative AI(生成AI)が一般にも浸透し、キラー・アプリとなると言われています。

検索エンジンのシェアが3%しかないマイクロソフトのBingに搭載が決まると、グーグルの親会社アルファベットの株価が急落するほどの事件となっています。

こうしたGenerative AIを自社製品に取り込める新製品を発表後、株価が急伸しました。

 

AIが間違った意見を回答し、それが広まるとキューレションサイトのコピペ問題と同様に、フェイク記事が出回ってしまうという危険性が指摘されています。また、大量のデータ解析は仮想通貨マイニング同様に大きな電力商品に繋がり、環境には優しくないそうです。

 確かにそうなのですが、このChatGPTがゲーム・チェンジャーとなることは間違いなく、その関連分野銘柄であり、米国では有名人のトムが牽引し、防衛省など堅実な顧客を抱えるシースリー・エーアイ (C3 AI)のニュースを追っていても損はないのではないでしょうか?

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