FX初心者向け入門・始め方と口座比較

外貨ex by GMO | FX入門〜初心者おすすめ8社口座比較

概要、比較レーダーチャート、スコア

メイン口座比較_外貨ex by GMO: 78点(スワップ、サポート体制、総合口座、最低取引額は5点満点)

 

サブ口座比較_外貨ex by GMO: 66点

 

外貨ex by GMOは、YJFX!として日本最大のポータルサイトであるヤフーグループが運営するFX会社でした。2012年まではサイバーエージェントFXとしてサイバーエージェントグループのFX会社として親しまれていましが、その後ヤフーグループ傘下となりました。そしてGMOグループに買収され、2021年9月27日より外貨ex by GMOに社名が変更されました。

 

スキャルピング向けの商品、バイナリーオプション向けの商品、投資信託も用意されていますが、ここではFX取引総合口座である外貨exについて競合会社と比較していきます。

 

ヤフーグループであることからのシステムの安定性はもちろん、取引ツールの質や使いやすさ、スプレッドなども評価が高いです。

 

メイン口座のチャートから明らかなように、総合取引口座を持っていませんが、その他の指標では全てにおいて安定して高いポイントを獲得しており、FX初心者の入門・始め方口座として安心しておすすめできる会社の一つといえるでしょう。

 

なお、スリッページ約定率は矢野経済研究所が実施した約定率・スリップページ発生率調査の結果や口コミ、システム安定性はISO/IEC規格、サポート体制はHDI-Japan主催の問い合わせ窓口/Webサポート格付け調査」、スワップポイントはみんかぶFXやZAI FX!、該当会社ウェブサイトなどや口コミを基に当サイトが独自に算出したものとなります。

 

以下にPros.とConsを列挙しながら他社との比較解説をしていきます。

 

 

Pros. 1. システムの安定性に定評

外貨ex by GMOは日本最大のポータルサイトであるヤフーグループの会社でした。今後公開される「FX入門〜初心者におすすめ!外国為替3大市場の規模や特徴の比較!」という本文の記事で今井先生が解説してくれますが、1日の取引量がなんと5兆ドル、500兆円を超える為替取引では、相場が乱高下する際に取引が集中し、システムがダウンすることが過去にも起きています

 

株式市長のVIX指数が危険値である30を超え、市場参加者が少なくボラティリティーが高くなる2021年1月末のような状況では、為替市場の値動きが急変してもおかしくありません。そうした際に取引している会社のサーバーがダウンし、トレードできなくなったらどうなるでしょうか?

 

そうした事態を避けるためにも、システムが安定している会社を選ぶことを今井先生も推奨されています。その点、ヤフーグループが運営していた外貨ex by GMOなら、初心者の方でも安心ですよね。GMOグループになってからも安定性は変わらないでしょう。

Pros. 2. 24時間無料電話サポート

外貨ex by GMOはGMOクリック証券とや外為どっとコムと同様に、24時間の電話サポート体制を敷いています。仕事から帰り、相場が一番激しく動く夕方から真夜中の時間でも分からないことを質問できるというのは、「今井雅人のFX入門・初心者向けFX常勝方程式」が対象とするFX入門者や初心者をにとっては非常に有難いサービスです。

 

しかも、2021年のZDnetの記事によると、HDI格付けベンチマーク「お問い合わせ窓口(電話)」で最高評価の「三つ星」を3年連続で獲得しており、サービスの質についてもお墨付きです。

 

Pros. 3. 取引ツールの評価が高い

外貨ex by GMOの取引ツールである「Cymo」は、PC用以外にも、アンドロイドスマホやタブレットには「Android Cymo」iPhoneやiPadouchをお持ちのお客さまには「iPhone Cymo」を用意、全てがほぼ同等の機能を有しています。

 

まず、PC用の「Desktop Cymo」では、他社と比較すると4つのチャートの同時表示が多いのですが、6つのチャートを同時に表示できます。ファンダメンタルズ分析と並んで重要なテクニカル分析では、何本かの時間足を同時に見て、エントリーポイントやエグジットポイントを決めることが重要です。こうした習慣を最初から身につけられるということです。

 

また、「今井雅人によるFX初心者のための入門・始め方と口座比較では分散投資推奨しています。分散投資を行えば、リスクヘッジとなるからです。株式をロングしながら下げに備えてFXでは米ドル円をショートするなどの使い方だけでなく、FXの中だけでも分散投資は必要です。

 

リスクオフ相場で考えてみましょう。例えば2021年7月ならば、米中貿易戦争に端を発し新疆ウイグル地区の人権抑圧問題などで深まった米中と豪中の政治的緊張が大きなリスクなので中国と関係が深い豪ドル/円をショート、金利が先進国で一番高く最近は有事のドル高になる米ドル/円をロングしていたとします。その際に、米ドル/円と豪ドル/円の日足、4時間足、60分足の6つの足を同時に表示することが可能というわけです。

 

Desktop Cymo

図1 Desktop Cymoはチャートの6分割表示が可能

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

また、エクセルなどでの作業中でも為替レートやニュースをポップアップ画面として表示できる機能は非常に便利ですよね。相場は急に動くことがあるので、仕事に集中していて気づいたら大変なことになっていた事は誰もが経験しているでしょう。それを防ぐ事ができるわけです。

 

図2 仕事中に為替レートを確認可能

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

現在はPCよりもスマホでの取引が主流になっていますが、スマホ版ツールも他社と比較すると非常に使いやすいです。まずは、他社比較では数社でも装備されていましたが、チャートを見ながらの注文機能が挙げられます。以前は、チャートとにらめっこをしてから注文画面に移ってから注文すると、時間差で買いたいレートで買えないことが多くありました。このような事はもう起きないわけです。

図3 チャートを見ながら発注

図3 チャートを見ながら発注

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

また、「今井雅人のFX入門・初心者向けFX常勝方程式」では新規注文をした後はすぐに逆指値と指値を入れることを習慣するように推奨しています。注文後にそのままにしておくと、気がついたら損が膨れ上がりパニックになるということが起こるからです。大切な資産をなくさないためには、この逆指値注文を入れる習慣をつけることが大切なわけです。特筆すべき機能としてここに挙げたいと思います。

図4 新規注文から決済注文へすぐ移れ

図4 新規注文から決済注文へすぐ移れる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、FX上級者には人気のロシアの「MetaTrader4」も用意されていますが、当サイト閲覧者の方にはまだ必要ないと思うので割愛させていただきます。

Pros.4. スプレッドが業界水準と比較しても狭く、原則固定

スプレッドは以下の表のようになっています。(2022年2月)

スプレッド(原則固定、例外あり)
米ドル/円 ユーロ/円 ユーロ/ドル 豪ドル/円 豪ドル/ドル
0.2銭 0.5銭 0.4pips 0.7銭 0.9pips
10 8 8 7 9
ポンド/円 メキシコペソ/円 NZドル/円 南アランド/円 トルコリラ/円
1.0銭 0.4銭 1.2銭 1.3銭 固定対象外
7 5 9 6 N.A.

 

 

外貨ex by GMOのスプレッドは、新規扱いのメキシコペソ/円はよくなく、南アフリカランド/円については改悪されてしまいました。しかし、それ以外は大手2社のであるDMMFXやGMOクリック証券のスプレッドとほぼ同じ値になっています。意識しているのかはどうかは、わかりませんが。

 

今井先生によれば、往復で2円(ネット銀行では1円)手数料を取られる銀行と比べれば1銭にも満たないスプレッドの差など、FXではあまり重要ではないということです。プロとほとんど変わらない条件で為替取引をできるための手数料と考えれば安いものだ、との考え方です。

 

そうは言っても、業界で最も狭いレベル大手と比較しても少し劣る程度の水準のスプレッドなので、一応長所として挙げさせていただきました。

Pros. 5. 取引単位は1,000通貨から

外貨ex by GMOはFXプライム by GMOなどと同様に、1,000通貨単位から取引が開始できます。

 

DMMFXのCons.1.で詳しく説明しているように、DMMFXとGMOクリック証券という大手2社の最低取引単位である1万通貨単位では、1米ドル=110円としますと、米ドル円取引では最低でも110万円のドルを売買することになります。「ABSの今井雅人によるFX初心者のための入門・始め方と口座比較」ではギャンブル性が高いという理由でFX入門者や初心者には高いレバレッジは勧めていませんので、レバレッジを5倍とすると、約22万円の資金が必要ということになります

 

それに対してYJFX!はは1千通貨単位からなので、約2万2千円の資金でトレードが開始できます。当サイトの序章から第3章までを閲覧しFXの基本や投資全般に通ずる精神論を理解しつつ、デモトレードで取引画面やツールの使い方に慣れた後でしたら、安心して始められる金額と言えるのではないでしょうか?

 

そういう理由で、一応メリットとさせていただきました。

Pros. 6. 外貨両替機能

海外旅行に行く際に、空港で両替をするのには銀行の窓口列に並ぶ必要がありますし、両替手数料を数円も取られてしまいます。

 

マネーパートナーズにも似た機能があったのですが新型コロナウイルスの流行で中止になってしまいました。外貨ex by GMOも口座を持てば、1000通貨単位(1米ドル円=110円ならば11万円)から、1回の出金手数料1500円で、最短2営業日で受け取ることができます。(両替手数料は原則無料だが、出金先の金融機関によっては手数料が発生する場合もあり)

 

1年間の利用件数は約32,000件(2015年の外貨両替サービス利用件数実績)とのことですので、いかに人気のあるサービスかわかりますよね?新型コロナの流行が終わったら海外出張や旅行に出かける予定の方は多いでしょう。これだけでもYJFX!に口座を開設する意味があるのではないでしょうか?

Pros. 7. オンラインセミナーとコラムが充実してきた

FX初心者の入門や始め方、初心者から脱したい方を対象とする「ABSの今井流初心者向けFX入門・始め方と口座比較」ではセミナーや元プロの為替ディーラーなどによる充実した市況解説を重視しています。

 

外貨ex by GMOではアカデミーを設け、以前はオンラインセミナーはたまに開催しているぐらいでした。しかし、動画の人気と新型コロナウイルスの影響もあったのか、ここ1、2年で動画セミナーに力を入れています講師陣には元シティバンクのトレーダーだった西原宏一氏やロンドンに拠点をおきポンドの専門家として知られる松崎美子氏など人気ディーラーを揃えています

 

また、2018年12月で休止とっていた市況解説ブログも、遠藤寿保氏による「なっとく!FXブログ」として2021年8月現在は毎日配信されています。チャートを駆使しながらの興味深い市況解説となっています。

 

Cons. 1. スワップポイントが良くない

スワップポイントは以下の表のようになっています(2022年1月)。

主要7通貨のスワップ表
スワップ/スコア 米ドル/円 ユーロ/円 ポンド/円
買/売 7円/-20円 -22円/8円 10円/-23円
買/売 9点/5点 6点/7点 7点/5点
スワップ/スコア 豪ドル/円 NZドル/円 メキシコペソ/円 南アランド/円
買/売 0円/-14円 8円/-21円 6円/-19円 7円/-20円
買/売 0点/4点 7点/5点 8点/4点 9点/5点

 

 

競合他社と比べるても、ポイントが低いことを短所として挙げました。しかし、「ABSの今井雅人によるFX初心者のための入門・始め方と口座比較」が対象としているFX入門者から初心者に重要な米ドル/円はDMMとSBIに続く7円と高く設定されています。

 

利上げをしたポンドとニュージーランドが半年前と比較するとポイントが大きくアップしたとはいえ、現在は世界的な低金利時代であり、リスクの高いエマージング通貨以外ではスワップ取引は重要ではないのですが、一応短所としました。

Cons. 2. 約定率がよくない

外貨ex by GMOは今井先生が最も重視する約定率があまり良くないようです。米国雇用統後などに為替相場が大きく動くと、スプレッドが大きく広がってしまい、思うように約定ができないということです。

 

外貨ex by GMOでもその辺は認識しているようで、流動性が低い年末にはスプレッドは拡大するという注記もされています。

 

データ上のスプレッドは良くても、実際のスプレッドが最も重要という今井先生のお言葉から、当サイトでは欠点として挙げさせていただきました。

Cons. 3. 即時入金サービス提携銀行が少ない

クイック入金サービス

図4 クイック入金サービス利用銀行

即時入金システムも用意されていますが提携銀行は9行と、380の金融機関に対応したSBIFXはもとより、初心者向け口座としてセミナーやシストレに力を入れ一般サービスはあまり充実していない外為オンラインの11銀行よりも少ないです。そのため、これも欠点として挙げた次第です。

結論

外貨ex by GMOは、システムも安定しており、24時間電話サポートなどのサポート体制や取引ツールも業界最高レベルで、ツールも使いやすく、誰もが安心して使える会社の一つです。

 

かつては弱点だったセミナーや情報量も充実してきましたし、外貨両替機能など独自サービスもあります。

 

しかし、約定率は他社よりもやや劣っています。情報収集用のサブ口座ではなく、メイン口座の一つとしておすすめできる会社といえるでしょう。

 

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